

順風満帆とは真逆の道を、3年間、歩いてきたのかもしれません。
いや、いばらの道と言ってもいいかもしれない(笑)。
なんせ、学生時代に、接客はもちろんのこと、バイトすらも経験しませんでしたから、
入社後、配属された茂原店の頃は、それこそアルバイトの子の方が仕事できましたよ。
特に、玉が出ないなんてトラブルがあった日は、最悪。目も当てられない状態になってました(笑)。
お客様に事故の原因をしっかり説明することが最優先なのに、
僕の場合、テンパって、それどころじゃなくなってましたから。
全身の毛穴という毛穴から汗を出して、台の近くであたふたしているだけ(笑)
あれは悔しかった。自分の出来なさ具合に嫌気がさしましたよ。
ヘコんでる時は人にも会いたくないから、休日もパチンコばっかり行って。
また、そういう時に限って当たるんですよね、これが(笑)。
今思えば、入社1年目は、何かで気持ちを紛らわそうと、必死だったのかもしれません。
そんな僕でも、成長ゼロなわけじゃなかった。
入社10ヶ月目で、辰巳店に異動したんですけど、他の同期と一緒に仕事をしてみて感じたんです。
「俺、多少は考え方しっかりしてきたかも」って。
いや、そんな大層なことじゃないですよ。笑顔とか、お客様とのすれ違い方とか、些細な部分ですけど、
どうしたら少しでも綺麗に見えるか、お客様目線で物事を考えられるようになっていたんです。
台のトラブルも、何度も何度も、自分で台をバラして直して、
頭と指先で機器を理解することで、解決策を見出せるようになっていた。
周りから見れば亀の歩みではあったかもしれませんけど、
少しずつ、自分に出来ること、自分のやるべきことが、クリアになってきていたんです。
あの当時、茂原店にいた店長が、すぐテンパる僕でも、見捨てず面倒をみてくれたから、
何かに逃げ込んでも、またお店に戻って来ることができたんだと思います。
決して、自信家じゃない。絶対に、才能溢れる天才じゃない。
主席主任になった今でも、店長から「今日、0点」なんて、説教を受けることもあります。
それでも、自分にしかできないことって、確かにあるんです。
僕はたくさん失敗してきたから、できない人の気持ちはよくわかる。
スタッフが壁にぶつかっていても、まず褒める。それから改善点を提案する。
兄貴肌で、ぐいぐいひっぱるなんてことは、とてもできないですけど、
僕にしかできないやり方で、お店を盛り上げたいんです。
だって証明したいじゃないですか。劣等生だった自分だからこそ手に入った財産があるって。
今、僕の回りには、「また来るね」とか「主任に昇格したんだって」とか
笑顔で声をかけてくれるお客様がたくさんいます。
女性が一人でも気軽に来店できるようなお店づくりをしたいという夢もあります。
だから、投げ出すわけにはいかない。
七転八起。何度、失敗してもいい。最後に立っているかどうかが一番大切なんだって、
3年経験した僕は、心底そう思うんですよ。

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